1993〜1995年の2年間、カナダのバンクーバーに住んでいました。その少し前あたりから、僕はロックバンドに在籍していたにもかかわらず、クラブ通いが始まりました。元々子供の頃にYMOとか聞いていたので、自然な話だと思っています。僕は名古屋なので、栄のUndergroundやMago、それからブッダにも時々行ったかな。その後、バンクーバー時代なんか、あちらは入場料が安いので、ほぼ毎日のように、クラブ通いしてたかも。家ではロック系ばかり聞いてましたが。
バンドやっていると、見られる側なんです。聞いてくれている人から、どう思われているんだろうか、とか考えてしまう訳です。ところがクラブに行ってみたら、あの空間では誰も僕の事は知らないわけで、その匿名性が快感だった。知らない人ばかり。
テクノ/ハウス系には馴染みがあったわけです。そこへ、Goldieのdrum&bassが。。彼のライブは2回は行っていると思います。彼の音楽は、ロックに通じる様式美があって、まるでピンクフロイド的な宇宙感があるし。激しんだけど、美しさがあって。聞いていると、timelessではありませんが、時を忘れてしまいます。